偲ぶ会

先日、当デイを利用されていた方(故人)の「偲ぶ会」に参加してきました。

「偲ぶ会」は郡山市内にあるモミの木クリニックが主催する集いで故人の生前をしのび、また集まったみんなの思いを共有する集いで私は初参加となります。

かつて川崎で名料理店を営み、そして余生を生まれ育った郡山で過ごされた故人。

私とは7年前にお会いしました。なべちゃんデイの最初のお客様で、黎明期もまた賑やかになった時も私をいつも元気付けてくれました。やはり長年客商売をやってきた故人ですから人を見る目は超一流。また経営者としての心構えもたくさん学びました。

 

会では、なべちゃんデイを利用いただいた2年間の思い出をたくさんお話しました。また集まったほかの方たちからも故人の思い出を聞かせていただきました。

 

そもそも「偲ぶ会」は主催者であるモミの木クリニック内で診療時間内に行われることが多いそうなのですが、今回は主催側のドクターも「前代未聞」と評した故人宅での”法事スタイル”での開催。でも故人は料亭の女将。こういった賑やかな場が大好きだったとご家族の意向もあり、終始賑やかな雰囲気で執り行われました。

 

家族、ドクター、介護事業者などが垣根なく話せる場はこれまでになかった事でしたし、そもそも地域医療だなんつったって結局ドクターがピラミッドの頂点にいて、介護事業者はおろか家族の意見すら通らないのが現状でしたから。

 

本当に本当に有意義な時間を過ごしました。

地域包括ケアシステムの最先端に僕らはいました。

最後の最後までなべちゃんデイを心より気に入ってくれた故人、そしてこんな場を引き合わせてくれた故人に改めて感謝。

 

中締めの挨拶は私が行いましたが、賑やかなことが大好きだからとご家族たっての希望でまさの三本締めで締めさせていただきました(笑)

 

福島の銘酒を前に飲み事ができなかった悔しさを故人と共有できたことも感謝(笑)

 

ありがとうございました。

これからもなべちゃんデイが盛り上がるように見守ってください。